伝統に携わっておられる方から、「いのち」のお勉強をさせてもらっています。
「いのち」についての講座ではありませんよ。
お会いしてお話を聞くなかで、「いのち」について語ってはるんやなと私が感じています。
「いのち」とは「循環する仕組み」のこと。
それは物質レベルに限られたものではなくて、自然界、宇宙レベルでも「いのち」は流れています。
先日、奈良にお住まいの自然農法家、川口由一さんに会いに行ってきました。
仙人の域です。
お話しを聞いて、実際に田畑を見学させてもらって、問題意識が高まりました。
私たちは自分とか、自分の周りとか、小さな視野で迷い・選び・判断しています。
でも、よりズームアウトして眺めて、選んでゆく必要があるなと感じました。
***************
<川口さんのお話し>
自然農法とは、耕さず、農薬・肥料を用いず、草や虫を敵としない、機械も使わない、永続可能な栽培方法、生きる道しるべ。
なぜ耕さないのかというと、自然に任せて、そこに暮らす草や虫や微生物たちの生命によって土を軟らかくします。
耕せば、無数の生物が暮らす環境が破壊され、肥料なしでは作物が育たない悪循環に陥ります。
でも、田畑の状態も作物の性質もみな違うので、それぞれに応じた手助けをします。
背丈が高くならないように草を刈り、養分を必要とする作物には油かすや米ぬかやふすまなどを与えて、暮らしの中から出た不要物を畝の上にまき、自然に腐植してゆくのに任せます。決して、放置農ではありません。
作物を収穫し続ければ、そのうち土地の養分が底を尽きるんじゃないのか。
それは誤解で、自然に任せておけば、養分は「増える」のです。
太陽からの光と熱や宇宙からもたらされるあらゆるものを利用して植物は自分の体を作り、子孫を増やします。
森林や山地や自然の大地で、肥料を与えないのに木や草や多くの動物が生かされ、生き続けているのはそのためです。
大切なのは、自然を支配しようとせず、添い従い、任せること。
太陽光や風力は再生可能エネルギーと言われ、無限にあると考えられていますが、実は有限です。
植物が光合成するために使う太陽光を、人間が略奪していくという行為に他なりません。
人間をはじめ自然界における生命活動では、自然界の資源を消費し尽くすことはなく、食べて出して、生きて死んで、命は巡り巡っているのです。
しかし私たち人間だけが経済優先の消費活動を続けるために、「もっともっと」と自然エネルギーを大量に使ってしまえば、いずれ地球環境に取り返しのつかない決定的なダメージを与えることになります。
この事実に早くわれわれは気付かなくてはいけません。
***************
川口さんの言葉の意味がとっても深い。
支配しようとせず、寄り添い、理解し合い、信じること。
自然農の営みは人間社会の縮図です。
それぞれに役割があり、個性があり、みんな一緒ではありません。
それぞれに応じた接し方があって、やり過ぎない、離れすぎない、距離感を見つけることが大切。
川口さんは自由人。
40年間自然農法に携わり、誹謗中傷など様々に苦労をされてきました。
めちゃくちゃ意思が強く、めちゃくちゃ物腰が柔らかい。
ヨガでは、自由に〜とか、ありのままに〜とか言いますが、勝手気ままにの意味ではなくて、それは「自分の役割を見つけて、責任を持ってやり通す」と表現できると思います。
究極の自由は、責任も全部含めてのことなのでしょう。
意識の高さの現れ。
安定には不自由さがあり、自由には不安がついてきますが、みんなが自由人を目指せば社会の雰囲気が変わってゆくだろうな。
川口さんの言葉がたくさん心に響きました。
そして、自然農塾に集う方々と繋がることもできて、うれしいご縁ができました。
古き良き日本の田園風景を思い出しますね。
出会う方みなさんに私は育てられています。
感謝しかないです♡
少しずつ、未来に備えて、意識を育ててゆきたいです。
*******************************************
irodori YOGA HP → ★
Yoga教室の詳細はこちら →★
11月のレッスンスケジュールはこちら →★
12月のレッスンスケジュールはこちら →★
お知らせ(振替・休講連絡など)はこちら →★
irodori funty 〜心地良さのヨロコビ巡るストレスフリーグッズ〜 →★
12/8(金)13:00〜16:00 モビール作りwithジャックリンさん@Ruwam はこちら →★comming soon
12/29(金)9:00〜12:00 年末☆こころとからだの大掃除〜ヨガとクリスタルボウル音浴〜 はこちら →★comming soon
*******************************************